世界中に猛威を振るったCOVID-19はタイ現地の日本法人にも大きな影響を与えました。現在タイは6度目の非常事態宣言の延長でロックダウン状態が続いています。
そんな中、政府が発表した「タイランド4.0」の進展を止めないために、マーケティングで弊社ビッグビートができることはなにかを考え、本年8月には初の試みとなるオンラインイベント「Japan Recommend IT Online」を開催しました。多くの日系企業様にご参加いただき好評いただいた本イベントを、今回はCEBIT ASEAN Thailandの主催者とコラボレーションし、来たる11月23日~29日にオンラインイベントとして開催することといたしました。
開催に辺り、10月7日にオンラインにて出展社説明会を開催いたしました。
前回のJapan Recommend ITにご出展いただいた日本のIT企業のご担当者をお招きして、展示会出展の目的・成果、今後のタイでのビジネス展開における課題についてお話を伺いました。
また、CEBIT ASEAN Thailandの主催者にも参加いただき、本イベントのタイにおける役割と期待についてお話いただきました。
今回の説明会を実施するにあたって、昨年2019年にCEBIT ASEAN Thailandに出展された日系IT企業の方にご出演をいただき、
出展の目的や成果、タイ市場での課題についてお話を伺いました。
左からHULFT 池田氏、WingArc1st 湯原氏、Bigbeat Bangkok 金子
展示会に出展をする目的として、「リード獲得」と「ブランド力向上」の2点があげられておりました。
日系企業がタイの市場に進出した際に課題の一つとなる「タイのローカル企業へのアプローチ」、「タイ市場での認知度」
この2つを解決するためご出展を決められていました。
日本ではよく知られていたとしても、世界やアジアでは認知されていないのがほとんどです。
そのため、個別の営業活動をしても製品価値を理解していただけていなかったり、まだ市場が出来上がっていないという状態に陥ります。
市場を作る動きとともに、自社ブランドをきちんと訴求していくことがタイ市場において必要となる活動です。
実際に、出展をすることでタイのローカル企業のリードを獲得したお二人ですが、
事後にはフォローアップとして、自社もしくはパートナーとの連携での個別アプローチを行っています。
その際の課題は「言語」と「価値理解」でした。
日本でよくある根回しや阿吽の呼吸のような意思疎通は難しく、ニュアンスを伝えたり、実際にクロージングの場面でも苦労をされています。
自社ですべてを完結するのではなく、タイ語のできるパートナーとの協力体制を作っておくことが、非常に大切であるということも一つの学びでした。
また、製品の必要性もきちんと理解をしていただくために、「その課題を解決することが必要である」と認識してもらう必要があります。
企業によっては、その課題を認識していないこともあるため理解いただくために苦労するところです。
いまは、事例を紹介したり、説明の方法を工夫することに取り組んでいる最中ではあるものの、市場を作り出すというところにおいてはまだまだ課題が多く残っています。
しかし、今ある意味では追い風とも捉えることができるのは、COVID-19の影響で今まで先延ばしにしていたIT課題を改めて取り組もうという意識が向いてきているため、
案件が徐々に増えていく傾向にあるのではないかというのが見立てとして挙げられています。
リアルでのコミュニケーションだけでなくデジタルマーケティングを駆使しながら、タイ市場でのビジネスを加速させるチャンスが来ているともいえるのではないでしょうか。
続いて、ご登場いただいたのは、今回CEBIT ASEAN Thailandの主催者であるピーラヤーパン ポンサナーム氏です。
ピーラヤーパン氏には、CEBIT ASEAN Thailandがタイ市場でどんな役割を担っているのか、新しい試みとなるバーチャルイベント開催の意義を伺いました。
左:IMPACT Exhibition Management ピーラヤーパン ポンサナーム氏
CEBIT ASEAN Thailandは2018年に東南アジアで初のICT展示会として行われました。
そこから約3年がたちますが、その当時から変わらず、ITサービスプロバイダーが企業ユーザーへのビジネス提案をし、ITナレッジを提供する場であるとともに、
タイ、ASEANにおけるデジタルとテクノロジーに関する重要なプラットフォームとなっていくことを目指しています。
2019年には、各国のICT企業が集い、215社もの企業がご出展され、ビジネスマッチングも700件以上の実績がありました。
CEBITの来場者の8割がタイのローカル企業であり、彼らの目的は、自社のIT化のパートナーとなりうる会社を探す、新しいソリューションやテクノロジーを探す、新しい販売パートナー探す、CEBITで開催されているセミナーに参加する、新しいナレッジやIT市場のトレンド情報の収集です。
もっとも関心が高かった分野は「ビジネスソリューション」、「スマートソリューション・AI・IoT」、「サイバーセキュリティ」、「Data & Cloud」だったそうです。
今年は昨年とは違い、バーチャルにておこなうCEBIT ASEAN Thailandは、場所や時間の制約がなくなります。
そのため、来場者も昨年よりも多く来場いただける、情報をきちんと持ち帰っていただけるのではないか、と考えられており、
下記のような機能を設けています。
・バーチャルブース機能
(カタログダウンロードをはじめ、ビデオ視聴などが可能)
・ライブチャット機能
(来場者とチャットによる対話が可能)
・ビデオコール機能
(直接の会話が可能)
・ビジネスマッチング機能
(オンライン商談が可能)
・ウェビナー参加登録機能
(出展社独自コンテンツの一つであるウェビナーへの参加申し込みが可能)
リアルイベントに出展されたときのようにタイの現地の方々へ情報が提供できる、商談ができることを目指し、仕組みを構築されています。
Japan Recommend IT in CEBIT では、CEBITでの機能に加えて、タイの2大ITメディアの一つ「TechTalk Thai」とのコラボ企画、CEBITでの告知企画など本企画に協賛いただいた企業の皆様のサービス・テクノロジーを余すことなくお届けするべく、企画を取り揃えております。
COVID-19の影響で日々変化する市場の中、マーケティングの注目度と需要はどんどん高まっています。本イベントがタイでのマーケティング施策を検討されている企業の皆様のお役に立てるよう全社挙げて支援してまいります。
Japan Recommend IT In CEBITの説明会の詳しい動画はこちらからご覧ください。
【0:00~6:51】 オープニング「JapanRecommend ITプロジェクトとは」
【6:52~23:40】 「昨年のCEBITに出展された日本のIT企業に聞くタイ現地企業へのアプローチの難しさ、課題、見通しについて」
【23:41~26:08】 CEBIT ASEAN Thailand PV
【26:09~36:50】 主催社インタビュー「CEBIT ASEAN Thailandのタイにおける役割と期待」
【36:51~54:42】 「Japan Recommend IT in CEBIT ASEAN Thailand 2020出展企画プラン」
【54:43~58:40】 Q&A
【Japan Recommend ITin CEBIT ASEAN Thailand 2020 出展プラン】
https://satr.jp/files/download/2bf00aadf5991695/JRIT%20CEBIT2020.pdf
お問い合わせ&出展申し込みは、下記宛にご連絡ください。
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Japan Recommend IT in CEBIT事務局
(株式会社ビッグビート内)
【Email】jrit@bigbeat.co.jp
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