タイ王国で美容商品(食品)を販売する際の「市場参入の3つのハードル」とは

タイ王国で美容商品(食品)を販売する際には、タイ市場参入の3つのハードルがあります。
「流通との契約」「FDA承認申請」「販路開拓」です。
タイ王国への新規参入をお考えの美容業界の方は、この3つのハードルをクリアする必要があります。




流通との契約

最初のハードルは、「流通会社(ディストリビューター)との契約」です。
流通会社に対して一定期間の商品販売権を付与し、契約を締結する必要があります。
流通会社(ディストリビューター)は輸入者となる場合が多く、FDA承認申請にも対応してくれます。
その他、輸入通関、商品保管、配送、営業・マーケティング、代金回収等を担ってくれます。
注意したいのが、「契約締結までに時間を要する点」です。
商品買取方法や委託手数料方式等、詳細を詰めるために時間が掛かるので、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。




FDA承認申請

タイの美容商品(食品)市場では、未承認の商品は販売することができません。
その為、FDA承認申請が必要になります。
FDA承認申請では、商品成分表の100%開示・分析表の開示・分析証明書の発行・製造工場の認証情報の提示が求められます。
申請は英語もしくはタイ語で行われ、FDAから指摘事項があった場合には、回答をする必要があります。
  




販路開拓

タイでは委託販売方式の小売店が多いです。
そのため、安易に店舗に集荷すると、商品の返品の可能性も高くなってしまいます。
したがって法人営業だけでなく、販売員手配や広告宣伝など、商品拡販に注力する必要があるのです。


Thai-FDA-acquisition-process

 



【FDA承認申請カテゴリ調査】

現在、Medical Device Cosmetic、Foodカテゴリの申請対応が可能です。
 (Drugカテゴリは非対応、FDA以外の承認や届出が必要な場合もあります)
しかしながら、日本とタイ王国では、商品のカテゴリが異なる場合も多くあります。
そのため、事前に有料のカテゴリ調査をするのがお勧めです。

事例) 日本            タイ王国
    OTC医療品    →    Drug、Food
    健康食品     →    Drug、Food(ビタミン・ミネラルの上限値が異なります)
    医薬部外品    →    Cosmetic(効能効果が標榜できません)
    雑品       →    Medical Device、Cosmetic、Hazardous Substances




おわりに

海外進出を行う際には、それぞれの国の文化や制度を把握するのが成功への第一歩です。
タイ王国で美容商品(食品)を販売する際には、ご紹介した3つのハードルに注意するとともに、しっかりと対策を立ててください。

 

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