「HARDWARE&TOOLS」は、ベトナム南部の都市ホーチミンで毎年開催される展示会です。HARDWARE&TOOLSは
ベトナムで唯一のハードウェア・手工具の国際展示会で、最も権威のあるイベントとして位置付けられており、
さまざま分野の製造業者やエンジニア、専門家を対象としています。2024年は12月に開催される予定です。今回は、HARDWARE&TOOLSの概要や来場者数、参加プロセスについて紹介します。
ハードウェア・手工具業界の成長性と日系企業の進出動向
ベトナムのハードウェア・手工具業界は、政府による機械製造業への支援もあり、成長を遂げています。特に12月開催のHARDWARE&TOOLS 2024は、
MakitaやWeraといった世界的ブランドが出展参加するなど2023年と比べて30%の来場者増を期待され、ベトナム市場への国際的な関心の高さが伺えるでしょう。
HARDWARE&TOOLSを主催するVINEXADは、外国直接投資(FDI)の受け入れやグローバルサプライチェーンの強化、地元ブランドの育成を目指しています。また、DIY市場の需要も高まっており、業界の成長を後押ししています。
ベトナムには、フジ矢やウエノといった日系企業が進出済みです。フジ矢は2007年に進出し、現地採用した約100名のベトナム人とともにペンチやニッパ、レンチなどの工具を生産・販売しています。2016年に進出したウエノは、ベトナム国内の日系企業を中心に切削工具や機械工具、FA機器、工場用向けのサプライ品などを扱っています。
HARDWARE&TOOLSの来場者数や出展企業
HARDWARE&TOOLSは、毎年12月ごろにホーチミンのサイゴン展示コンベンションセンター(SECC)にて開催されています。
2023年の来場者数は、13,168名でした。そのうち10,534名が業界関係者で、2,634名が一般来場者でした。出展企業は、15の国・地域から350社が参加し、400のブースが設置されました。
【出展対象品目】
装飾・家具用ハードウェア、DIY用品、電子機器・設備、自動車用品、塗料・化学製品、金属製品、手工具・電動工具、園芸用具、空気圧工具、自動車ケア用品、研磨・切断工具、溶接機器、ボルト・ネジ類、機械バネ、パイプファスナー、製造設備、錠前・鍵、セキュリティキャビネット、セキュリティシステム・機器、盗難防止装置・警報システムなど
HARDWARE&TOOLS出展のメリット
HARDWARE&TOOLSは、ベトナムで唯一の国際的なハードウェアと手工具の展示会です。ハードウェア・手工具分野の主要ブランドが集まるため、国際的なネットワークを広げるハブとしての役割も果たします。
また、製品発表のプレゼンやビジネスマッチングプログラム、DIYのワークショップなど、各種イベントも用意されています。
HARDWARE&TOOLSの対象者は、航空機のMRO(整備)、自動車、木工・家具、建設・インフラ、重工業、植物園・動物園、都市計画関連などにおける分野の製造業者や、エンジニア、専門家となっています。また、手工具、電動工具、ファスナーなどの輸入業者、販売業者、小売業者も集まるため、彼らとのネットワークを広げるチャンスがあるでしょう。
HARDWARE&TOOLS2024の出展方法
HARDWARE&TOOLS 2024は、2024年12月5日〜7日にホーチミンのSECCで開催されます。出展の申し込みは、2024年10月15日が締め切りです。
申し込み手順は、以下の通りです。
1. 申込書に必要事項を記入し、主催者にEメールで送付
2. 両者によるサービス契約書の締結後、ブース料金の50%または全額を支払う
出展スペースは、3m2のパッケージスタンド(パーテーション、社名入りファサード、カウンター、テーブル、椅子などを含む)、アップグレードブース(バナータワー、スポットライト、ポスターなどを追加)、3m2のスペースのみ(電気・カーペットなし、自社でブース設営)から選べます。出展費用や詳細については、
ビッグビートへお問合せください。
ビッグビートでは、HARDWARE&TOOLSなどの各展示会に出展するまでの煩わしい書類申請や予約手続きの代行、ブースのデザイン提案、アンケート実施などをサービスとして提供しています。業界約30年の実績、知見から展示会成功に向けたサポートが可能ですので、ご興味ある方はぜひお問い合わせください。