2023年で15回目を迎えた「Vietnam Manufacturing Expo」は、約20の国と地域から多数の来場者が集まるベトナム最大規模の計測機器や制御機器、金属加工機器関連の展示会です。現地来場者数94%(2022年実績)を誇るため、現地の新規顧客や販売店といったビジネスマッチングを期待できるでしょう。ここではVietnam Manufacturing Expoの概要や参加プロセスについて紹介します。
Vietnam Manufacturing Expoとは?
■計測機器や制御機器関連でベトナム最大規模の展示会
Vietnam Manufacturing Expoは、ASEANを中心に展示会を手がけるReed Tradex Company Limitedが主催する、ハノイで毎年開催されているベトナム最大規模の製造業向け展示会・見本市です。計測機器や制御機器、金属加工機器などを扱う企業が出展しています。
2008年から始まり、2023年に第15回目(年1回開催)を迎えました。2023年は8月9日から8月11日まで開催され、ハノイ駅から徒歩約15分、タクシーで約5分のハノイ国際展示場(ICE)で行われました。
【出展製品】
産業・製造業向けソリューション:航空宇宙、自動車・自動車部品、建築・建設、化学工業処理、電気・電子、ファスナー・固定具、食品・飲料、機械製造、材料処理、医療産業、冶金、包装、プラスチック・ゴム産業
製品アプリケーション:オートメーション、自動車、電気システム、工場設備、ファスナー、フルードパワー、砥石・研磨剤、ITとソフトウェア、サービス、工作機械、工作機械周辺機器、マテリアルハンドリング、計測、金型設計・エンジニアリング、金型材料・コンポーネント、金型修理・保守、プラスチック・ゴム、技術、板金、工具・ツーリング、溶接、ワイヤー・チューブ技術
◼︎参加企業や来場者数
2022年の開催では90社(うち日本企業6社)が出展しました。国の内訳も、アメリカ、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、日本、ベトナム、香港と多岐にわたります。来場者数は6,373名で、そのうち現地来場者数は94%です。またサムスン、キヤノン、LG、トヨタ、ホンダ、タコなどの大手メーカーをはじめとする多くの企業の来場者も参加します。
ベトナムでは、ほかにも製造企業向けの展示会として、MTA Vietnam(12,505名 2023年7月ホーチミン市開催)、METALEX Vietnam(11,043名 2022年10月ホーチミン市開催)、MTA Hanoi(5,240名 2023年10月ハノイ開催)などがあります。来場者数で比較するとVietnam Manufacturing Expoは、製造業関連で中規模クラスの展示会と言えます。
Vietnam Manufacturing Expo申し込み・出展の流れ
2024年のVietnam Manufacturing Expoは、2024年8月7日(水)〜9日(金)の開催を予定しています。申し込みは公式ページからでき、日本事務局の株式会社アクト・インターナショナルを通すことになります。
2024年の申し込み期限は正式に発表されていませんが、例年では6月ごろが目安です。8月9日開催の2023年は、6月23日が申し込み期限でした。
出展にあたっては、登録料37,800円(※US$270 Vietnam Manufacturing Expo 2023実績)に加え、以下のいずれかの小間スペースの使用料金や業務手数料などがかかります。
スペースの種類
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料金 (2023年実績)
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備考
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ロースペース
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66,500円~/㎡(475USドル)
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36㎡より申し込み
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スタンダードパッケージブース
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80,500円~/㎡(575USドル)
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9㎡より申し込み
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出典:アクト/インターナショナル「展示会開催概要・出展要項」
スタンダードパッケージブースでは9㎡より申し込みなので、その場合の費用は724,500円です。パッケージにはカーペットや社名板、カウンター、椅子、鍵付きキャビネット、スポットライトなど、最低限の設備が含まれています。
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