バンコクの展示会場IMPACTにLCCで行ってみた

【2020年3月26日】公開

IMPACTは、タイのバンコク郊外にある展示会場です。
2020年3月現在、ここには鉄道が通っておらず、交通手段は主に車になります。

IMPACTの公式サイトには、
・バンコクの中心街から、高速道路経由で30分
・スワンナプーム国際空港から、高速道路経由で45分
・ドンムアン国際空港から、15分
とあります。

ドンムアンから15分!?

バンコクの交通渋滞は激しいので、実質的には、中心街からは1時間、スワンナプームからだと1時間半程度は覚悟しておかなければなりません。
ドンムアンから15分というのは少々あやしいですが、郊外だけであれば、渋滞も少ないことでしょう。
長時間のフライト後に、渋滞の中で車にカンヅメになるのは気分が滅入ります。
IMPACTでの展示会の際には、近隣のホテルに宿泊するので、ほかに寄り道することなく空港から直行直帰。
往復が楽なことにこしたことはありません。

普段は、バンコクへの出張には、スワンナプームを利用するのですが、今回はドンムアンから行ってみることにしました。
はたして、この選択は正解なのか・・・?
 

ドンムアン国際空港とは

バンコクには、2つの国際空港があります。
スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港です。
歴史は、ドンムアンの方が古く、1914年開港と、100年以上の歴史を誇る東南アジア最古の空港です。
長らくタイの玄関として利用されてきましたが、2006年9月にスワンナプームが開港。
それまで使っていた空港コードの「BKK」をスワンナプームに渡し、表玄関としての役割を引き継ぎました。
その後、チャーター便や貨物便が利用していましたが、近年、格安航空会社(LCC)の就航が相次ぎます。
それによって、スワンナプームにはフルサービスキャリア(FSC)、ドンムアンにはLCCと、すみわけができつつあるようです。

東京からドンムアンに飛んでいる定期便は、すべて成田発着のLCC。
タイ・エアアジアX、ノックスクート、スクート、タイ・ライオン・エアの4社です。
つまりこのルートは、LCCの利用が前提となります。

ビジネスではあまりLCCを使うことが無いかもしれませんが、今回はそれも含めてレポートします。
 

LCCは預入手荷物に注意

LCCの運賃には、預入手荷物(受託手荷物)の料金が含まれていない場合があります。
機内持ち込みだけで済む場合は良いのですが(これもかなり厳しくチェックされます)、事前に申し込んでおかないと、高額な料金を請求されることもあるので気を付けましょう。

申込みのタイミングは、多くの場合3つ。
・予約時
・予約のあと
・空港のカウンター
この順に料金が高くなります。

たとえば、ある航空会社の成田からドンムアンの便では、
20kgまでの荷物が、
予約時:4,100円
予約の後:4,700円
と、600円の差があります。
「予約時」というのは、航空券を予約する際のオプションで追加するということです。

さらに、空港のカウンターで申し込むと、15kgまでで10,000円と、倍以上の金額になります。

あとでで良いやと思わずに、料金が含まれているかどうか確認して、含まれていなければ忘れずに申し込んでおきましょう。


また、LCCでは、座席はチェックインの際に自動で割り当てられます。
座席を指定する場合は、ほとんどの場合で有料になります。
できるだけ早めにWebチェックインをして、座席を確認しておきましょう。
というのも、LCCのシートはFSCにくらべて狭いのは事実です。



たしかに足元も窮屈ですが、それよりもシート幅が気になります。
3人掛けの中央席に長時間座っているのは、かなりつらいでしょう。
FSCでも中央席しか指定できないケースもありますが、「指定できない」のではなく「割り当てられる」ということに注意が必要です。
早めに確認して、場合によっては有料とはいえ、少しでも楽な席に変更することをおススメします。


機内食についても話題にあがりますが、利用するなら、これも事前に予約しておいた方が良いですね。
機内販売が回ってくる順番によっては、多くの商品が売り切れてしまい、選べないことがあります。
予約をしていれば好みの商品を食べられますが、予約した人から順に配ってくれるわけではありません。
ギャレーから順にワゴンを押してくるうえに、食べ物を予約していない乗客のオーダーをその場で受けて、会計までするので、全員にいきわたるまでかなり時間がかかります。

ちなみに、今回、往路便で注文したのはこちらのナシレマ(なぜかマレーシア料理)。



Webチェックイン時にオプションとしてオーダーしたのですが、水かコーヒーのどちらかがついて、定価600円。
ところが、あとで請求額を見ると、キャンペーン価格で450円でした(なんのキャンペーンかは、わかりません)。

また、多くのLCCでは、飲食物の持ち込みを禁止しています。
「持ち込んでしまった場合でも、召し上がらないように」とのアナウンスが入ることもあります。
しかし、その時々で対応が違いますが、空港の売店で売っている菓子類やペットボトルは黙認されているようです。
今回、チョコレートとお茶は、おとがめなしでした。

機内のエンターテインメント類は一切ありませんが、今の時代、スマホやタブレットがあれば、じゅうぶん過ごせます。
難点は、手元に読書灯のスイッチがないので、機内消灯時は狭いシートでいちいち立ち上がらないといけないのが煩わしいことくらいですね。
 

ドンムアン空港の両替所は協定レート

平日の午後に到着する便で行ったのですが、たまたま運が良かったのか、着陸から降機、入国審査、預入荷物の受け取りまで、30分もかからずに済みました。

さて、ここまで日本円しか持ってきていないので、とりあえずホテルまでのタクシー代と飲食費くらいを両替することにします。
帰りのタクシーはGrabを利用する予定で、これはアプリにクレジットカードを登録してあるので現金は必要ありません(高速道路を使う場合も、まとめて請求してくれます)。
IMPACT周辺施設のみならば、クレジットカードも使えるので、あまり多くの現金を持たなくても問題ないかと思います。

ドンムアン空港内の両替所は、協定を結んでいて、基本的にどこでも同じレートです。
ですので、あれこれ選ぶ必要もなく、空いているところに行けばよいのです。
24時間営業している店も多いので、深夜早朝便でも大丈夫です。

一部、空港の協定エリア外の両替所で独自レートのところもあり、たしかに良いレートで両替できます。
しかし、営業時間が短く、タクシー乗り場と反対側にあるので、多額の現金が必要な場合以外はこだわらなくても良いのではないかと思います。
もし、バンコク市内に行くのであれば、市内の方が確実にレートが良いです。

ちなみに、とある日のドンムアン協定エリアと、バンコク・アソーク駅近辺にあるレートが良いといわれている両替所のレートは以下の通りでした。

ドンムアン空港 0.2596
アソーク駅近辺 0.2755

必要な現金の額と、この差額と手間とを勘案して判断すればよいでしょう。
 

悪名高かったタクシーだが

さすがに、狭いシートでの長時間フライトで疲労がたまりました。
一刻も早くホテルにたどり着きたい。
Grabで車を手配して、待ち合わせて・・・という手間をかけずに、ここはタクシー一択です。

ドンムアン空港のタクシー乗り場は、国際線到着ロビーに出て左手。
待合所の入り口に、受付番号の発券機があるので、番号札をとって、呼び出しを待ちます。
銀行と同じように、カウンター番号と呼び出し番号が表示された電光掲示板があるので、タイ語がわからなくても大丈夫です。



カウンターに行くと、ドライバーと引き合わされ、行き先を聞かれます。
そのとき、スマホの画面を見せるのではなく、住所(できればタイ語で)をプリントアウトした紙を用意して、ドライバーに渡すとスムーズです。
ドライバーも、スマホのナビに住所を入れて検索します。
ホテル名を告げてもわからないことが多いので、住所を調べておきましょう。

さて、なにかと評判の悪い東南アジアのタクシーですが、ここで乗ったタクシーは、料金交渉もなく、すぐにメーターを回していました。
バンコクの初乗りは35バーツなので、一応、乗ったら確認しておきましょう。
また、入り口の看板にあるように、空港で乗る場合は、メーターの料金に50バーツのドライバーチャージがかかります。



走り始めてすぐ、ドライバーがスマホのナビに行き先をセットして「いまの時間なら24分」と知らせてくれました(運転中に操作・・・)。
15分というわけにはいかないだろうとは思っていましたが、じゅうぶんに早い。
道順もナビ通りで、よくいわれる”悪意の遠回り”もなく、安心して車窓風景を楽しめます。
途中、思わぬ右折渋滞に引っ掛かりましたが、30分もかからずに到着しました。

運賃は、メーターの153バーツとドライバーチャージが50バーツで、203バーツ。
100バーツ札を3枚出したところ、「200で良いよ」と100バーツ返してくれました。
おまけしてくれたからというわけではなく、今回の出張で出会ったタクシードライバーは、総じて丁寧でした。
Grab出現の影響か、悪名高かった東南アジアのタクシー事情も変わってきているようです。
(運転中、スピードメーターの前に置いたスマホで、ずっとドラマを見ていたのはご愛敬・・・)
 

まとめ

さて、目的地が空港から近いというのは、やはり楽ですね。
近い分だけ、移動時間もよみやすいです。
今回、たまたま運が良かったのかもしれませんが、入国もあっという間にできましたし、トラブルなく往復できました。

6時間半のフライトをあの座席で過ごすのと、到着後にかかる時間と、航空運賃と、羽田と成田の利便性と・・・
いろいろ勘案して・・・「場合によってはナシではない」という玉虫色の結論。
(個人の感想です)

一度、試してみないとわかりませんから。

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