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東南アジア屈指の展示会場IMPACTとは

【2020年4月8日】公開

今回は、タイで唯一のIT関連展示会「CEBIT ASEAN Thailand」や、化粧品・美容関連展示会「Cosmoprof CBE ASEAN」などが開催される、東南アジア屈指の展示会場「IMPACT」をご紹介します。
 

IMPACTとは

IMPACTは、正式名称を英語で「IMPACT Arena, Exhibition and Convention Center」といい、タイ・バンコクの郊外にある総合イベント施設です。
バンコクの中心街から北へ20km、ドンムアン国際空港から西へ5kmほどに位置しています。
屋内総床面積は14万平米と、日本最大の展示会場「東京ビッグサイト」の11.5万平米を上回る規模です。

もともとは、1998年に開催された「第13回アジア競技大会」のビリヤード/スヌーカー、ボクシング、体操、ラグビー、テニス、バレーボール、重量上げ会場として建設されたスポーツ施設で、当初はムアントンタニ複合競技場(Muang Thong Thani Sports Center)という名称でした。
大会後も、施設の建設や拡張が続けられ、名称を「IMPACT」に変更。
スポーツイベントや音楽コンサート、国際会議や展示会などの様々な催しが開催される総合イベント施設になりました。
 

施設の概要

IMPACTは、大きく分けて5つのイベント施設で構成されています。



IMPACT Challenger(ホール1~3)
面積60,000平米と、催事スペースに柱がない建物として世界最大を誇るホールです。
これは、国際試合で使用されるサッカーコート8面分以上の広さに相当します。
ホールは3分割して使用することができます。
また、ボールルームと16の小会議室が併設されています。



IMPACT Forum(ホール4)
11,165平米の催事スペースと2,000平米のボールルームで構成されています。



IMPACT Exhibition Center(ホール5~12)
20,000平米の展示ホール5~8(4分割時は各5,000平米)と、27,000平米の展示ホール9~12(9-10と11-12に2分割時は各13,500平米)からなる展示会場です。
大小さまざまな13の会議室も併設されています。



IMPACT Arena
4,000平米の催事スペースに、12,000席の座席を有したアリーナです。
スポーツイベントやコンサートなどで利用されています。



AKTIV Square
19,000平米の屋外催事場です。
展示会やコンサート、バザーなど、屋外イベントが行われるほか、大規模イベント開催時に臨時駐車場としても利用されます。
 

IMPACTへのアクセス

冒頭でもお伝えした通り、IMPACTはバンコクの中心街から北へ20kmほどのところに位置します。
鉄道が計画されているものの、開通の見込みはたっておらず、車がおもな交通手段となります。

そのため、駐車場もかなりの規模を確保しており、2,500台収容の屋内駐車場P1を筆頭に、9つの駐車場の総収容台数は16,000台を超えています。
ちょっとピンと来ないかもしれませんが、東京ディズニーリゾートの駐車場は、臨時駐車場や周辺施設全体で、20,000台といわれていることを考えると、なんとなく想像できるでしょうか。


左側が2,500台収容の屋内駐車場P1、右側が2,374台収容の屋内駐車場P2

IMPACTの公式サイトには、
・バンコクの中心街から、高速道路経由で30分
・スワンナプーム国際空港から、高速道路経由で45分
・ドンムアン国際空港から、15分
とあります。

しかし、バンコクの交通渋滞は激しいので、中心街からは1時間以上見ておいた方が良いでしょう。
GRABでの料金は、状況によっても変わりますが、高速道路代を含めて400バーツまではかからないと思います。

もちろん、自家用車以外の交通手段もあります。
近隣の鉄道の駅へのシャトルバス(日本でいうマイクロバス)やシャトルバン(乗合のワンボックス)があり、バンコク市内からの来場者の足になっています。
一例をあげますと、バンコク中心街のアソーク駅(Asok)からは、BTS(バンコク・スカイトレイン)でモーチット駅(Mo Chit)まで、所要時間は30分弱で運賃は44バーツ。
そこからIMPACTまで、シャトルバンで、渋滞がなければ30分程度で35バーツです。
モーチット駅は地下鉄駅と隣接しており、ドンムアン国際空港行きを含む路線バスの起点にもなっていて、大勢の乗り換え客が利用しています。


平日の午後8時のモーチット駅前。バスもタクシーもひっきりなしに発着する。

渋滞をさけるためにも、できるだけ鉄道で郊外まで移動してから、車を利用する方が良いですね。
 

付帯施設

とはいえ、IMPACTへの出張で、わざわざバンコク中心街に宿泊して、片道1時間の”通勤”をするのはおススメしません。
IMPACTには、ホテルをはじめ、さまざまな付帯施設がそろっています。
 

ホテル

IMPACTには、2つのオフィシャルホテルがあります。

Novotel Bangkok IMPACT
IMPACT Forumに直結し、380室を擁する4星ホテルです。
料金は少々高めで、1万円前後からといったところです。



ibis Bangkok IMPACT
2017年にオープンした、587室を擁するビジネスホテルです。
IMPACTとは動く歩道が設置されたスカイウォークで連絡していて、アクセスも悪くありません。
料金は、6,000円前後からと、比較的リーズナブルです。


 

レストラン

IMPACT内には多くのレストランや軽食サービスがあります。
SKY KITCHEN、FOOD ATRIUM、Food Arena の3つの主要なレストラン街があり、日本でもなじみのあるチェーン店も出店しています。
また、隣接するショッピングモールの「COSMO BAZAAR」にも、多くのレストランやフードコートがあり、さまざまなバリエーションが楽しめます。


 

銀行やATM

IMPACT内にはところどころにATMが設置されているほか、銀行の有人店舗もあり、両替が可能です。




IMPACTは、バンコク中心街から離れており、交通の便はあまり良くありません。
しかし、必要なものはたいていそろっており、展示会で出張する分には困ることは少ないでしょう。
近隣にある、知っておくと便利な場所などは、また別の記事でご紹介したいと思います。


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