コップンカー!ピリピリ編集部の越膳です。
2022年8月、タイ・バンコクで行われたTechsauce Global Summit に参加してきました。入国規制は解除された後でしたが、マスクを着用している方も多くいらっしゃり、コロナ禍の影響が色濃く残る中でオフライン開催となった本イベント。現地会場の様子や、タイならではの演出をレポートしました。 日本では見ないようなアイデア満載のタイのカンファレンス、是非ご覧ください!
Techsauce Global Summit 2022 とは?
Techsauce Global Summit 2022(以下、TSGS 2022)は、タイで開催されるタイ国内最大級のスタートアップ向けのイベントで、今年は2022年8月26日(金)~8月27日(土)にThe ICONSIAM(アイコンサイアム)で開催されました。主催はタイのテクノロジー、ビジネスに関する情報メディアを運営するTECHSAUCEになります。
詳しくは
こちらの記事をご覧ください。
開催会場「ICON SIAM」
今回のTSGS 2022はタイ最大級の複合施設「ICON SIAM」にて行われました。 2018年11月にオープンし、チャオプラヤー川沿い、クローンサーン地区に位置しています。
ICON SIAMには、ショッピングモールや映画館、美術館など多様な施設があり、また日本ではおなじみの百貨店の高島屋など、有名ブランドが店を構えています。地下には巨大なフードコートがあり、まるでバンコクのストリートマーケットにいるのかと錯覚させられるような活気とリアルな街並みが広がっています。一日中ICON SIAMだけに居ても楽しめるような、 エンターテイメント性に富んだ施設です。
タイ国政府観光庁アイコンサイアム紹介ページ
https://www.thailandtravel.or.jp/iconsiam/
ICON SIAM までの道のり
ICON SIAMはバンコクの中心地であるサイアムやアソークからは少し離れた場所に位置しています。ICON SIAMまで行かれる際は、タクシーもしくは公共交通機関が必要になります。今回は、私が実際に使用した行き方を記載しています。ご参考になれば幸いです!
・中心地から電車で行く場合
電車の場合、約50分ほどかかります。 スクンビット線・サイロム線と乗り継いだ後、ゴールドラインという Krung Thon Buri駅とICON SIAM間を結ぶモノレールに乗ることになります。 ゴールドラインは運行間隔が約15分に1本くるようなペースなのでお急ぎの方はご注意ください。 (Krung Thon Buri駅から歩くことも可能です!)
・中心地からタクシーで行く場合
こちらは私が実際にICON SIAMへ向かう際に使用した行き方になります。Google mapでは45~60分と表示されますが、要注意です!!バンコクには、スケジュール厳守の時にタクシー使用を絶対に避けるべき「3つの条件」があります。
1.夕方
2.雨
3.金曜
この3つが揃っているとき、タクシー利用は避けるべきです!!!
実際に、私たちはタクシーを使用して 「金曜日・18時・雨の中」アソークからICON SIAMに向かいました。タクシーに乗ってから10分経ったくらいで、強い雨が降る外をふと見てみると、なんと100mくらいしか進んでいませんでした。
「19時の予定に間に合わないどころか、このままでは一生たどり着かん!」と、タクシーを飛び出し、雨の中を走る結末となりました・・
ICON SIAMに到着!
今回のTSGS 2022の会場はICON SIAMの最上階に位置し、吹き抜けもある非常に開放感のあるスペースでした。
吹き抜けから見える下層部にはショッピングモールが連なっており、 下の階にいても上層階でイベントが行われていることが分かる作りになっています。
入口はこのような「TSGS」のくりぬき壁でおおわれていました。
受付で名札をもらって、いざ会場内へGOです!
会場内に入って、すぐの見えてきたのはスポンサーブースエリアです。 各出展企業がノベルティを準備して、来場者の気を引くために声をかけていました。 入口周辺ということもあり、多くの人が集まり、大変活気のあるにぎやかな空間でした。
スポンサー企業のロゴ一覧も大きく入り口に飾ってありました。
タイの銀行やVC、メーカーなど様々な企業がスポンサーとして掲載されていました
日本のITのイベントにはなかなか現れないであろう、 マッチングアプリTinder、タクシーアプリのGrabの案内もありました。
企業マッチングと恋愛マッチングをかけているのでしょうか...?面白いですね。
奥に進んでいくと、少し暗めのホールにたどり着きました。
中央の巨大なモニュメントがネオンでギラギラに輝いていました。
まるでラスベガスのカジノ場のような光景です...
こちらのホールには、日本のスタートアップを紹介する"J-startup"ブースや、ポーランド・香港といった行政が主体のパビリオンブース、タイの大手企業がブースを構えていました。 詳しくは
こちらの記事をご覧ください。
J-startup ブース
タイのカンファレンスはイマドキ?
タイのカンファレンスは、日本とは違ったコンテンツを用意しています。
会場内をぶらついていると一角に、グリーンバックとカメラが設置されていました。 「何だここは?」と気になってみていると、ブース担当の方より 「写真を撮らないか?」とのお誘いが。 中身は、TSGS 2022オリジナルのバーチャル背景で記念写真が撮れるというものでした。もちろん、私はノリノリで撮影してきました。
さらに、その近くには証明写真撮影ボックスのような見た目の何かが。 入ってみると、まさかの”TSGS 2022オリジナルプリクラ”でした! スタンプでデコレーションして、シールになって出てきます。
さらに会場内を散策していると、たまに頭の上を通りかかるドローン。どこかのブースの出展物だろうかと思っていたら、 なんとドローンが会場内を常に撮影中とのこと。 撮影した動画はリアルタイムで会場内の巨大なスクリーンに映し出されていました。 会場内を縦横無尽に飛んでいくので、何かに当たって落ちないかヒヤヒヤしながら見守っていました。
会場を一通り見て、入り口付近に戻ると"TSGS 2022オリジナルグッズ"の販売をしていました。 どれもデザインが可愛く、日常使いしたくなるようなグッズばかりです。
その隣には、ICON SIAM内で使用できる、飲食店のクーポン券がずらりと並んでいました!複合施設内でのイベント開催だからこそできる、来場者のお財布に優しいアイデアですね。
TSGSでは、「来場者を楽しませよう、思い出に残るようにしよう!」という 工夫を沢山みつけました。 雰囲気も堅苦しくなく、真面目にカンファレンスに来たのに、なんだか楽しい気持ちで帰ってきました。(私だけでしょうか...?)
日本のカンファレンスイベントでも、TSGS 2022のようなエンタメ要素を少し入れることで、より来場者の参加意欲、満足度を向上できるのではないでしょうか。