【2020年5月13日】公開
シンガポールには多種多様な会議場やイベント施設があります。
しかし、展示会場となると、おおむね以下の3つの展示会場に絞られます。
・サンズエクスポ&コンベンションセンター
・ガポール・エクスポ・コンベンション&エキシビション・センター
・サンテック シンガポール国際会議展示場
まず今回は、サンズ エクスポ&コンベンションセンター。
その国際展示場施設と周辺についてお伝えしていきます。
展示会場概要
サンズ エキスポ & コンベンションセンター は、シンガポールを代表する建物マリーナベイ・サンズに隣接しています。
マリーナベイ・サンズは、ジュエル・チャンギ空港と同じくモシェ・サフディに設計され、2010年4月に開業して以来、その特徴的な姿も相まって大きな話題になりました。
その施設の一環として建てられたイベント施設が、サンズ エキスポ & コンベンションセンターです。
展示ホールは、地下2Fと1Fの2層構造で、その大きさは、合計約30,000㎡(1F:14,560㎡、B2F:17,190㎡)。
両会場合わせた広さを東京ビッグサイトと比較すると、東ホールの片側(1~3または4~6)より少し大きいといったところでしょうか。
天井高はともに、9.45mです。
会場へのアクセス
シンガポールでの移動はMRT+LRTといった鉄道での移動(LRTは主に住宅街を走る路線なので、ビジネス上で使う事はあまりないかもしれません)、加えてバス、タクシーどれも便利ですが、他の東南アジア諸国に比べて、鉄道網が整備されておりますので、非常に便利です。
シンガポールの国土は、およそ東京23区と同じくらいの面積。
東京と同じように鉄道網がしっかりと整備されているシンガポールでは、移動に鉄道利用が便利なのはそう考えると当然ですね。
ちなみに、2020年現在のシンガポールの国土は、東京23区のおよそ1.15倍。
30年前は東京23区と同じと言われていましたが、その後埋め立てなどの開発が進み、徐々にではありますがシンガポールの国土は大きくなってきています。
MRTは全6路線から構成されています。
※2020年4月現在
これまでのMRT全5路線に加えて、2020年1月に新しくThomson East Coast Lineが第1期工事を終え、開業しました。
全長43kmで、全32駅からなるMRTの6つ目の路線です。
この後、Thomson East Coast Lineは第5期工事まで予定されており、ゆくゆくはチャンギ国際空港まで結ぶといわれています。
【MRT 全6線】
※MRTとは、マス・ラピッド・トランジットの略で地下鉄です。
1. North South Line 路線図で赤色
2. East West Line 路線図で緑色
3. North East Line 路線図で紫色
4. Circle Line 路線図で黄色
5. Downtown Line 路線図で青色
6. Thomson East Coast Line 路線図で茶色 ※2019年より順次開通
【LRT 全3線】
※LRTとは、ライト・ラピッド・トランジットの略で、主に住宅街を1-2両で運行しています。
1. Bukit Panjang LRT 路線図で灰色
2. Punggol LRT 路線図で灰色
3. Sengkang LRT 路線図で灰色
マリーナベイ・サンズとサンズエクスポ&コンベンションセンターは BayFront駅直結。
改札を出て、徒歩30秒です。
駅に着いて、
階段をおりた左手にサンズエクスポ&コンベンションセンターの地下2F会場があります。
サンズエクスポ&コンベンションセンター周辺の知っトク5
会場から最寄りの両替所 Far East Exchange
マリーナベイ・サンズ内に2店舗あります。
最寄りの両替所は、サンズエクスポ&コンベンションセンターの1F会場を出て、隣の建物(マリーナベイ・サンズ)に入ってすぐ、徒歩3~4分程度です。
1F会場の近くにマリーナベイ・サンズの施設の総合受付があるので、ここで施設案内のパンフレットを入手できます。
現金の両替ならばここが一番便利です。
サンズエクスポ&コンベンションセンター4Fにある海外発送カウンター
シンガポールから、日本など海外に荷物を送る場合は、まずは、会場内の展示会主催者のインフォメーションカウンターにある運送窓口に相談しましょう。
主催者によりまちまちではありますが、大抵の場合、運送会社が常駐しています。
ただし基本的にはパレット積みを前提とした運送をベースにしている事が多く、このタイプの会社に依頼すると、20~30万円からというような料金設定で、現地支払となります(多くの場合、現金の他、クレジットカードも使えます)。
荷物が段ボール箱に数箱だとすると、この料金だとちょっと割高ですね。
そんな時は、サンズ・エキスポ&コンベンションセンターの4FにあるMail & Package Centreが便利です。
会場の外にあるエレベーターで4Fに上がるとすぐにあります。
ちょっと余らせてしまった資材などを日本や海外拠点に発送するのに重宝します。
施設外の国際宅配便取扱所と比べると、料金は少々高めかも知れませんが、そこまで荷物を抱えて移動する手間とコストを考えると、ここを利用する方がよいかと思います。
金融街の真ん中にあるフードコート 「Lau Pa Sat Festival Market」
設営から本番まで、イベント中は色々な事があり、体力的にもきついものです。
そんな時は、食事でリフレッシュしたいですよね。
展示会場内にもケータリングの屋台がありますが、毎回同じところでは飽きもきます。
かといって、マリーナベイ・サンズ施設のレストランは値段もやや高めです。
折角だから、リーズナブルにローカルフードを食べたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
会場近くのマーライオンの裏手は、大手銀行が立ち並ぶ金融街。
そこには地元の人たちが集まるフードコートがあります。
会場からは徒歩10分程度です。
シンガポールだけでなく、東南アジアのフードコートでは、入口のカウンターで現金とこの写真にあるようなプリペイドカードを交換するのが、一般的です。
なお、このフードコートではお釣りは、残額は返ってきません。
残額が減ったら、チャージすることはできます。
注文時にこのカードを店員に渡し、チャージ金額から差し引いてもらいます。
シンガポールのローカルフードはもちろん、東南アジア各地、インド、中華など様々なローカルフードを楽しむことができます。
ちなみに、平日の12:00-13:00のランチタイムは激しく混雑しますので、できればこの時間帯は外したいですね。
シンガポールのアクセア
急な対応にも笑顔でスピーディに答えてくれるビジネスコンビニの
アクセア さん。
日本でもお世話になっている方も多いのではないでしょうか。
シンガポールにも店舗があり、Lau Pa Satからの近く、マリーナベイ・サンズからも徒歩10分程度のところにあります。
日本とほぼ同等のサービスを受けられ、依頼から納品までも迅速です。
設営中や会期中、印刷物やパネルの制作など、現場で急な対応が必要なときにとても便利です。
困ったときにいろいろ揃うセルフィックス
シンガポールでチェーン展開している小型ホームセンター Selfixは、事前に場所を調べておくと便利です。
ほかの会場の近くにも見つかるので、あらかじめチェックしておきましょう。
工具類やコード類、変換器、テーブルタップ、ガムテープなど、一通りのものは入手できます。
サンズエクスポ&コンベンションセンターの最寄り店舗は、Grabでいけば10分程度です。
これ以外にも生活用品であれば、日本のダイソーさんもシンガポールに進出しており、チェーン展開しています。
こちらはサンズエクスポ&コンベンションセンター近くの店舗です。
併せて、ご活用下さい。
ビッグビートでは、東南アジア地域での展示会出展をサポートしております。
日本からご出展される皆さまに、日本国内でのワンストップサービスをご提供いたします。
また、2018年にはバンコクに現地法人Bigbeat Bangkokを設立しました。
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