主催者に聞く!ASEAN最大級エネルギー系展示会”Enlit Asia 2022”の注目すべき変化とポイント | ピリピリ 東南アジア進出をサポート!
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主催者に聞く!ASEAN最大級エネルギー系展示会”Enlit Asia 2022”の注目すべき変化とポイント


Enlit Asia 2022はASEAN地域でも最大級の規模を誇る電力イベントです。今年は2022年9月20日(火)~9月22日(木)  にて、タイの展示会場BITEC (Bangkok International Trade Exhibition Center)での開催となります。昨年はオンライン開催で、今年は2年ぶりのオフライン開催。展示会だけでなく、多彩な講演者によるセミナーやシンポジウムも多く開催されることから、アジア全域から注目が集まるEnlit Asia 2022の注目ポイントや変化をEnlit Asia Partnership Manager Nazwani Abu Bakar 様にお伺いしました。



Enlit Asia 2022 HP



ー 今回オフラインにてEnlit Asia 2022の開催を決断した理由をお聞かせください 

オフラインのB2Bイベントでしか、得られないチャンスは数多くあります。例えば、新しい観客に製品や機能を紹介する機会から、新しい人と出会いビジネス関係を築く機会、偶発的な出会いなど、何事にも代えることはできないと思っています。 人々が常にオフラインイベントに参加してきたのには、いくつかの重要な理由があり、オンライン上での体験でそれらを再現することは非常に困難です。   

ここ数年のオンラインイベントは、直接顔を合わせることができなかった時代に、市場の動向を確認したり、交流の機会を提供するという重要な役割を担ってきました。今後も、さまざまな形で年間を通じて参加できる機会を提供するために、オンラインイベントは重要な役割を果たすと思います。しかし、オフラインイベントがもたらす体験や機会に取って代わるものではありません。  事実、ASEANの電力会社およびIPP(=Independent Power Producer)150社を対象に行われた最近の調査で、次のことが明らかになりました。 

・回答者の44%は、自社のために新しい製品を調達したいと考えています。 
・回答者の64%が、イベントへの参加を決定する主な理由として、参加する技術やサービスプロバイダを挙げています。  
・過去の本展示会の参加者の62%が、Enlit Asia 2022に参加する可能性があると回答しています。


世界中で規制が解除されていく中、2年間オフラインでの交流が少なかったASEANの電力セクターが再び集まり、ネットワーキング、マーケティング、ビジネス開発、知識共有の機会を提供する場を提供することが、今こそ重要だと感じています。タイは電力セクターが非常に活発な国であり、Enlit Asia 2022のホスト国として最適です。また、タイは展示会の再開を歓迎し、感染対策を維持しながら、快適な体験を提供するための工夫を実施しています。今年は、タイの電力・エネルギー分野の代表的なイベントである
Sustainable Energy Technology Asia(SETA)、Solar+Storage Asiaと共同開催するなど、素晴らしいパートナーに恵まれました。   


ー 展示会での感染リスクはないのでしょうか?Enlit Asia 2022で行う予定の対策も教えてください。 

規制が解除され始めた今でも、Covid-19は継続的な懸念事項であると理解しており、イベント参加中の感染リスクを低減するために、あらゆる予防策を講じています。私たちは、タイ当局が示したガイドラインに従っており、今後も状況を注視しながら、関係者全員の安全を最優先にします。具体的な対策としては、マスク着用、検査の義務化、ソーシャルディスタンスを保つこと、さらに飲食に関して詳細な対策を実施しています。   

2022/4/25時点の情報のため、現在の対策は以下からご確認ください
在タイ日本大使館 ー 新型コロナウィルス関連情報



ー 昨年のオンライン展示会の良かった点、課題点を教えてください。 

昨年のオンライン展示会では、Covid-19の流行から脱し、オフラインイベントへの意欲が戻ってきたとはいえ、オンラインイベントの重要性は依然として高い時期でした。その上で、ポジティブなこともたくさんありました。

・出展企業と地域の電力会社、IPP、プロジェクトデベロッパーとの間で、100件以上の1対1のバーチャルミーティングを実施 
・2000人以上の参加者を集め、イベントプラットフォーム上でスポンサーが主催するサイトを訪問し、さまざまな形式のコンテンツを提供
・カンファレンスでは、150人以上の講演者が参加し、弊社の全てのコンテンツプラットフォームで200人以上が講演


50社近いスポンサーがついて、Enlit Asia 2022への関心、ASEANの電力市場の情報収集の場として期待も感じました。 このようなオンラインでの経験から得た重要な教訓を、今回のオフラインイベントと組み合わせることで、年間を通じてお客様をサポートできる素晴らしいサービスを提供できると信じています。 


ー オフラインでの展示会開催に向けて、変えたことや、今まで以上に力を入れていることはありますか? 

Enlit Asiaは 20年以上の歴史を持つPOWERGEN AsiaとAsian Utility Weekの新ブランドとして、電力分野における地域のリーディングイベントです。 最近では、Enlit Asiaの対象を拡大し、特に非従来型電源、再生可能エネルギー、EVや水素エネルギーが存在感を高めています。  
特に、出展者と見込み顧客との事前打ち合わせなど、お互いのエンゲージメントとネットワーキングの機会が増加することを期待しています。  



今回、地域の電力会社、IPP、投資家、プロジェクト開発会社の代表者を招き、これまで以上にホスト・バイヤー/VIPプログラムを充実させます。 タイで初めて、電力・エネルギーの主要イベントであるSustainable Energy Technology Asia(SETA)と連携し、イベントを共同開催することで、タイ国内での活動をさらに強化するとともに、タイ政府および業界の主要関係者のトップレベルの方々の出席を確保できることを喜ばしく思っています。 

また、カンファレンスは多くのシニアスピーカーによる幅広いトピックを提供します。例えば、今年は「CEOを対象にしたフォーラム」や「水素をテーマにしたフォーラム」が含まれています。さらに、ナレッジハブも今回強化をしました。ナレッジハブとは、出展者やスポンサーが選択したトピックについて20分間のプレゼンテーションを行う機会を提供する、無料で参加できる技術コンテンツステージのことで、これまで以上に充実した内容となっています。 イベント期間中、40時間以上の無料のテクニカルコンテンツを公開します。 


ー 出展を検討している日本企業へのメッセージをお願いします。 

Enlit Asiaは、ASEANの電力セクターをリードする電力・電気イベントであり、過去2年間で最も多くの電力業界が集結したイベントです。タイの入国規制が解除され始め、国際的な投資を呼び込もうとしている今、多くのお客様がASEAN地域でのビジネス開発およびマーケティング戦略の復活を熱望しており、9月のEnlit Asiaはそのための理想的なプラットフォームであると考えています。SETAおよびSolar & Storage Asiaとのパートナーシップにより、政府の主要関係者やタイ市場全体からの出席を保証します。 

弊社では電力会社や国営電力会社の150人以上の経営者を対象とした調査を実施しました。それによると、従来の発電所のオペレーションや管理の効率改善、再生可能エネルギープロジェクトの開発、プロセスのデジタル化、送電網の近代化など、現在進行中または今後のプロジェクトをサポートする最新テクノロジーについて、ソリューションやテクノロジーサプライヤーと出会い、見識を深め、知識を得ることを楽しみにしていることが圧倒的に多いという結果が得られました。  

ぜひ、この機会をお見逃しなく。また、当社のデジタルプラットフォームを通じて、貴社の露出を最大化する方法についてもご相談ください。

【本展示会への問い合わせ先】
株式会社ビッグビート
担当部課 : 広報担当
担当者 : 多田
Tel : 03-3222-8877
E-mail : marketing@bigbeat.co.jp




 

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