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ベトナム最大の展示会場 SECC (サイゴン・エグジビジョン&コンベンション センター)とは

【2020年3月24日】公開

今回は、ホーチミンにある、ベトナム最大の展示・コンベンション施設のSECC(SAIGON EXHIBITION CONVENTION CENTER)について、まとめました。
 

SECC施設概要

SECC(サイゴン・エグジビジョン&コンベンション センター)は、オフィス、ホテル、コンベンションセンターおよび4棟の展示場からなる総合イベント施設です。
延床面積約20万㎡の開発計画のうち第1期工事はすでに完了し、現在オープンしているのは約9,000㎡の展示ホールAと屋外6000㎡のスペース、カンファレンスホールと会議室、カフェとレストランです。
SECCの方にお話を伺ったところ、残り施設の完成は未定とのこと。
ホテル予定地にはまだ木が生い茂っていました。
この施設概要に取材に行ったのは、随分前の話しになります。
それから仕事に行く度に進捗を確認していますが、現時点2020年3月現在も残念ながら建設工事に進展がありません。



ちなみに日本最大のコンベンション施設、東京ビッグサイトの屋内展示場面積が95,420㎡。
東1ホールの面積が8,670㎡とのことなので、SECCの展示Hall Aとほぼ同サイズです。
これが2棟あります。

Hall Aの様子はこちら。


会場床にはピットもありますし、天吊りも可能です。

ただ、東南アジアの他の展示会場と同様、施工日にはエアコンが止まっていることが多いのです。
日本から出張に行く場合、日本とベトナムの気温差が激しい時期(11-2月)は特に暑さ対策をしっかりとしていきましょう。
これらのブース壁面は日本のように、経師シートを貼るのではなく、ペンキ塗装が基本ですので、木工の粉塵やペイントの粉が会場内に充満しています。
さらに、エアコンがかかっていない会場の暑さは40度前後まで上がる事もありますので、マスクや水分補給はもちろんの事、着替えを余分にもっていくなどの準備をお勧めします。



施設の1Fは展示会場で、2Fにはカンファレンスホールがあります。
楕円形のホールは530㎡、シアタースタイル(椅子席)で500席の広さなので、セミナー会場としても十分な広さです。



3Fは大小4つの会議室があり、会議やパーティに利用できます。
展示会会期に合わせて、お客様とのより密なコミュニケーションのためにセミナーやパーティを実施する企業に利用されているとのこと。


 

屋外展示場

さて、先にお伝えしたとおり工事が遅れており、まだHall CとHall Dの竣工のめどはたっていないようです。
しかし、ベトナムの展示会への出展社数は年々増加しています。
とくに、『Metalex』や『MTA』といった広いスペースが必要な製造分野の展示会などでは、Hall A とHall Bでは収まらず、通路を展示スペースにしていたり、さらにはHall Dの建設予定地に仮設展示会場をつくったりして対応しています。



2020年は新型コロナウィルスの影響で、海外でも展示会が予定通りに開催されるか分かりません。
当社でも、7月に開催予定の展示会で、この仮設会場での展示出展をサポートする予定になっています。
展示する際のレギュレーションも、ホール内のものと違うことがありますので、しっかりと出展要項をみながら展示会準備を進めていくことが大切です。




屋外の仮設展示場は、展示がないときは駐車場として利用されています。
 

施設内wifi環境/ビジネスセンター

展示会主催者によってはFreeWifiが用意されていることがあります。
メールチェックや簡単なネット接続であれば問題ありませんが、帯域はあまり広くありませんので、使用用途によっては、現地のSIMや日本からグローバルWifiを持参するなどの準備をしておくと安心です。

1Fの展示会場の入り口付近にはビジネスセンターがあります。
有料ですが、インターネットへの接続やコピー用紙レベルの印刷も可能です。

SECCへのアクセス

SECCに出張する日系企業の皆様にお話しをお聞きすると、フーミーフン(は台湾資本により開発された緑豊かな住宅地)と呼ばれるSECC周辺のホーチミン7区より、中心街の1区周辺に宿泊する方が多いようです。
1区からSECCまでは、渋滞がなければ車で15~20分程度。
バイクタクシーはたしかに早いですが、ビジネスで利用するには、安全とは言い難いですね。

地下鉄も工事が遅れて開通していないホーチミンでは、もっぱらタクシーが移動手段になります。
しかし、ご多分にもれず、ベトナムのタクシーもいろいろと評判が良くありません。
比較的トラブルが少ないとされている緑色のマイリーンタクシー(SECCに専用タクシー乗り場あり)や白地に緑と赤のラインの入ったビナサンタクシーでも、遠回りをされたなどの話を耳にすることがあります。

やはり最近ではGrab(グラブ)の利用が良さそうです。
ことばの問題や料金、経路、領収証など、いろいろなわずらわしさから解放されるGrabをおススメします。






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