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ジャカルタの国際展示会場ICE(インドネシア・コンベンション・エグジビジョン)とその周辺お役立ち情報

【2020年4月15日】公開

国際展示会場ICE(インドネシア・コンベンション・エグジビジョン)とその周辺お役立ち情報
インドネシア ジャカルタにも多数のイベント施設があります。

国際展示会施設の2大巨頭は、2010年にオープンした、全5ホール、100,000平米ほどの展示エリアをもつジャカルタ中心部タンゲランに位置するJIE(ジャカルタ・インターナショナル・エグジビジョン)と、2015年に新設された、全10ホール、100,000平米(展示会場+外部展示エリア含む)をもつ南タンゲランのICE(インドネシア・コンベンション・エグジビジョン)です。

スカルノハッタ国際空港からICEまでは、特に渋滞がなければ、1時間もあれば到着します。
しかし、ジャカルタは世界有数の渋滞都市。
朝夕のラッシュに巻き込まれた場合、2倍以上の時間がかかってしまいますので、注意が必要です。
これはジャカルタ中心街から展示会場へ移動する際も同様ですので、ICEで展示会設営・運営等がある場合は、可能な限りICE近くの宿泊施設を利用し、到着遅延等のリスクを避けられた方が無難です。




 
 

インドネシアのタクシーについて

ジャカルタには路面電車なども走っていますが、出張では、主にタクシーでの移動が便利です。
空港からは中心街であれば、タクシー、バス、エアポートリンク(電車)、旅行会社が手配するタクシーチャーターなど手段は色々とありますが、やはり出張となりますと、コストと時間のバランスを考えるとタクシーが便利。
しかし、東南アジアのご多分に漏れず、インドネシアのタクシーの評判も、あまり芳しくありません。
ここでいくつか信頼できるタクシー会社についてお伝えしておきましょう。

Blue Bird Group はジャカルタの信用できるタクシーグループです。
ブルーバード、プサカ、シルバーバードなど色々なブランドとサービスを持っています。
ブルーバードとプサカは一般用のタクシー、シルバーバードはエグゼクティブ向けのタクシーで、少々コスト高ですが、乗り心地は良好です。

ブルーバードタクシー


プサカタクシー


シルバーバードタクシー


ホテルから展示会場、食事の際の移動など、領収書の管理などが煩わしい方は、Grabをお使い下さい。
流しのタクシーとは違い、料金も先に決められる分、安心です。

使い方の詳細などはこちら
 

スカルノ・ハッタ国際空港からタクシーに乗るには

ターミナル3を出て左側に真っすぐに向かうと、いくつかのセルフサービスチケット発行機が見えます。
機械の画面には、二つの選択肢があります:ブルーバードタクシーか、ブルーバード以外のタクシーです。
そして、その下には現在、タクシーを待ち人数が表示されます。



右側がブルーバードの表示。人気があるので待ち時間も長くなりますね。
「Print Ticket」のボタンを押すと、順番待ちチケットが出力されます。



待機場所には、テレビモニターがあり、現在のタクシーの配車状況がリアルタイムに表示されています。



自分の番号が呼ばれたら、ブルーバードユニフォーム(水色)を着ている社員に自分のチケットを見せて、いよいよ乗車です。
 
到着地につくと運転手はタクシー代に高速料金等を追加します。
空港からICE近くのホテルまでのタクシー代は、おおよそ170,000 IDR(約1,260円)でした。
日本に比べるとかなり安いですね。
ちなみに、ターミナルを出てからこのセルフサービスチケット発行機にたどり着くまでにはたくさんのタクシー会社から声をかけられますが、その多くはあまり評判のよくないタクシー会社か白タクです。
うっかり乗車してしまうと、この料金の倍以上の費用の支払いを乗車前に要求されます。
 

ICE(インドネシア・コンベンション・エグジビジョン)の概要

Indonesia Convention Exhibition(ICE) www.ice-indonesia.com
住所:Jl. BSD Grand Boulevard No.1, BSD City, Pagedangan, Tangerang, Banten 15339, Indonesia

ICEはインドネシア ジャカルタのすぐ西隣、バンテン州の都市、南タンゲランBSD Cityに位置します。
インドネシアの大手財閥であるシナールマス グループのシナールマス・ランドとインドネシア最大メディアグループであるコンパス・グラメディグルループとの合弁会社によって、2015年に開場しました。
敷地面積は220,000平米、展示面積は全10ホールで100,000平米(展示会場+外部展示エリア含む)、会議室も33部屋と充実しており、インドネシアでは最大の国際展示会施設です。






 

ICEの中で便利な食事場所「Cendana Lounge」

ICEの会場の中で食事ができる場所として、便利なのは「センダナーラウンジ」です。Nusantara Hallの上、2階にあります。
さまざまな料理があって、ソフトドリンクやコーヒーも提供しています。


 

展示会準備・設営で気を付けておきたい事

天井吊り造作をする場合




日本の展示会場との違いとしては、ICEの天井には展示物を吊るための設備がない状態だということ。
もし造作や看板などを吊り下げる場合は、イベント主催事務局の指定の基礎施工会社による施工が必要となります。
展示会ブースのデザインや材料を決める時に、自社が依頼する施工会社だけでなく、イベント主催事務局の規定に沿って確認を進めていきます。

発注した施工会社がこの情報を掴んでおらず、施工当日になって大問題となるケースもあるとききます。
展示物を吊る為の設備がない場合は、施工費用も高くなり、軽く百万単位で見積もりが変わってくる事もあります。
施工規定や事務局との密なコミュニケーションを怠らないようにしましょう。
 

電気の一次幹線工事費用


これもうっかりすとると、足元をすくわれがちな項目の一つです。
慣れていらっしゃる方ならすぐにお分かり頂けると思いますが、まず電気工事には2つあります。
まず、一次側(幹線)工事といって、そもそも展示会の事務局に申請し、必要な電力量をブースに敷いてくる工事。
小間内にある分電盤(ブレイカー)までの工事です。
もう1つは、二次側(小間内)工事といって、分電盤から先、小間内の照明やコンセントなどへ配電する工事です。
通常は、ブースの施工を請け負った展示装飾会社が工事します。

そもそも日本よりも割高な一次幹線工事費用ですが、期限内に申請書を提出しないと、請求される金額が通常の3割増し、事務局次第では、5割増しとなってしまう事もあります。
 

当日、運営備品などが必要になった場合

イベント備品の調達に近くて便利な「AEON Mall」


AEON Mall BSD City
住所: Jl. BSD Raya Utama, Pagedangan, Tangerang, Banten 15345, Indonesia
営業時間:毎日 朝10時~夜10時

 

イベント備品の調達が必要な場合には、展示会場からタクシーで数分のイオンモールが近くて便利です。
営業時間は朝10時から夜10時まで。
イーオンモールの中には、大きなスーパーや多数のレストラン、さまざまな有名なブランドショップがあります。
食事をする場合は、ラストオーダーが夜9時となるので、ご注意ください。

ちなみに、コンビニであれば、展示会場ICEの地下一階の駐車場に、インドネシアで多店舗展開している「アルファマート」というコンビニエンスストアがあります。
 

大型のものなら…イケアもある!


展示用に家具や大型備品が足りない場合には、ICEからタクシーで30分ほどのAlam Suteraにイケアがあります。
日本と同様に豊富なラインナップとなっているので是非ご活用下さい。

 
 

帰りの混雑時にタクシーに乗るなら「Hotel Santika Premiere」

会場からGrabを使ってタクシーを呼ぶ事もできますが、会期終了直後はごった返し、なかなかタクシーを止めるのも、Grabで呼ぶのも時間がかかってしまうケースがあります。
またインドネシアでは突然のスコールもよくあります。
スコール中は特にタクシーつかまり難くなるので要注意です。

そんな時は慌てず、ゆっくりと会場で待つか、ICE展示会場の隣、展示会場から徒歩数分の「ホテル サンティカ プレミア」というホテルの前でならタクシーを呼べる可能性が高いです。
展示会場から徒歩数分です。


 

イスラム教と食事制限:No alcohol, no pork!

インドネシアの人口の約87%がイスラム教を信仰しています。

展示会場では、展示会の種類にもよりますが、コンパニオンの衣装が派手だったり、肌の露出が多いものなど、場合により来場者の気分を害する事に繋がる可能性があります。
握手は必ず右手、人前で怒らない、宗教上の休日、ラマダンの時期にイスラム教徒は日中、水や食べ物を口にできない事への配慮、頭を気安く触らないなど。
基礎的な文化を理解した上で展示会運営に臨みましょう。

その辺りを勉強しないまま現場に入ると思わぬ所でコミュニケーションミスが発生しかねません。
また、レストランでも一般的にはお酒と豚肉は提供されていません。
お酒の代わりに、モヒートモックテールが人気です。
まれに、外国人客が多いレストランでは、ビールがおいてあることもあります。







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